GUST NOTCH? DIARY

乱歩地獄

映像不可能と言われていた乱歩作品4編を映像化。「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」。
どの作品もエログロな乱歩の世界を表現してくれています。特に「鏡地獄」は「姑獲鳥の夏(asin:B000B6H6CS)」の実相寺昭雄監督で、昭和初期の怪しい雰囲気がうまく出ている。「火星の運河」は、まるで実験映画みたいです。
近年の乱歩作品の映像化は、比較的綺麗な作品が多くなってきてますね。グロさ加減でいうと、昔の作品の方がインパクトがある。
どの作品にも浅野忠信がでているのですが、あの長髪と明智小五郎がイメージにあわない。明智さんはビシッとダンディなイメージだからして。
どの作品も、役者さんは大変でしたね、この作品。緒川たまきさんの「うそつき」以外のセリフを聞けたので良かったです。