GUST NOTCH? DIARY

本屋大賞

今年の本屋大賞が「東京タワー(ISBN:4594049664)」に決まって、結果に落胆の声があちらこちらで聞かれます。

たしかに、本屋大賞の設立の経緯を読むと、ベストセラーが選ばれるのは間違っているように思えます。

で、書店員でもなんでもないけど、本屋にはよく行く私から見ると、こちらの意見が結構共感できます。書店員だからといって、本を読んでいるわけではないだろう、と。

ついでにいうと、本の扱いがぞんざいで、買う側としては、をいをいと思う書店員もたくさんいます。結局、ただのバイトや本を売る仕事と思っている人の方が多いのではないかと思っています。
話を本屋大賞に戻すと、設立の経緯を反映するためには、単純に、ノミネート可能な発行部数に制限を設けるとか、投票資格に読書量のノルマを付けるとかするだけでそこそこ機能するのではないかと思うのです。少なくとも、本に触れる機会が一般の人よりは多いはずの書店員ならではの選択への期待は捨てたくないというか。
「東京タワー」は文庫落ち待ちです。