太陽の光をあびることのできないXP(色素性乾皮症)という病気にかかっている薫は、夜になると路上でギターを弾いている。薫は最近気になる男の子がいる。家の窓から見えるバス停を訪れるサーフボードを持った彼だ。ある日、路上で歌っているときに偶然彼を見かけ、追いかけて自己紹介をする。
ミュージシャンのYUIがシンガー役での映画デビュー作。演奏には吹替えなし。さらに、音楽も本人が担当。多少セリフが棒読な部分もありますが、たいしたものです。「表現する」ということに関してはやはりアーティストですね。
この作品、プロダクションがロボットなんですね。ここの作品っていうのは、「今」の時代を反映したウケのいい作品を作ってくるのですが、カッコ優先な表現も多いんですよねぇ。映画だと割り切ればいいのでしょうけど。
そういうのに目をつむれば、いい作品でした。