GUST NOTCH? DIARY

ワールド・トレード・センター

2001年9月11日のあの日、湾口警察官たちも被害者の救助に向かった。93年のテロでもこのビルの救助にあたったマクローリン班長を筆頭に、ビルの中へと向かったが、準備をととのえ上階へと向かおうとした時、ビルが崩壊しはじめた。
ユナイテッド93」に続き、2001年のテロを扱った作品。こちらは、救助に向かって被害に遭遇しながらも、生還した2人の話。監督は社会派オリバー・ストーン
あれだけ報道されながらも、当日夜になってからも捜索を続けていた人がいたとか、生還者が20人しかいなかったとかいうのは知らなかった。
見る前から2人は助け出されるということがわかっているわけだけど、同じように被害にあって戻ってこなかった人は何百人といるわけで、でも、こういうふうに描かれるのは、必ず助かった人のことであるわけで。残された人々の方が多いのに、そっちにスポットがあたらないのはどういうわけか?まあ、取材させてくれないということもあるだろうが。
事実であって、生還したことは素晴しいことだと思うのだけど、じゃあそれを映画にしてみせてくれた時、我々に伝えたいメッセージはどこにあるのか?この作品の場合、なんか、普通のアメリカ映画のテーマと大きく変わらないような気がした。
ユナイテッド93」の方が考えさせるものがありましたね。