GUST NOTCH? DIARY

銀河鉄道の夜

高校一年のジョバンニは病気の母と二人暮らし。漁にでていて不在の父のかわりに、アルバイトをして家計を助けている。今日は小学校の同窓会がある。カムパネルラにひさしぶりに会えるのが楽しみだ。
開始時間を調べるまで、この作品が1時間しかないということを知りませんでした。短いんだ。
えーと、かなり期待して見に行ったのですが、見事に期待を裏切られました。ダメダメでした。一般1300円らしいですが、1000円でも高くね?って感じ。
設定を原作と変えた事は別にアリだと思うんですよ。ジョバンニを高校生にしたり、時代を現代にしたりというのは。ただ、それ以外の設定が中途半端。表面的にはキャスティングが失敗。まるで学芸会を見ているかのようでした。市川男寅って、名前から想像したとおり、歌舞伎の人なのね。
本来ならば、カンパネルラの方が大人びていて、ジョバンニをたしなめるはずなのに、見た目も言動もカンパネルラが子供過ぎる。なぜジョバンニは高校生なのにカンパネルラは小学生のままなのか?まあ、これはジョバンニが現在のカンパネルラの姿を知らないからという解釈をしてあげよう。決定的なのは、現在は高校生のはずのカンパネルラは、なぜ川に入らなければならなかったのか?これが説明できないと、銀河鉄道の旅が始まらないではないか。やはりザネリが川に落ちるってのはちょっと・・・。ついでにいうと、ジョバンニの設定は男なのか女なのか?
鍵になる「午后の授業」のシーンも、結局は卜書きで説明しているので意味があるんだか。「星祭り」もないので、「天気輪の柱」に行くまでの間にも説明がはいる。重要な伏線となる部分の描写がまったく省かれているのと、カンパネルラの心情がまったく伝わって来ない。
チネチッタは明日舞台挨拶あるみたい。谷村美月を見にいくならいいんじゃないですかね。
ところで、映画生活のサイトの情報、アニメ版の出演者のところに谷村美月の名前が間違って入ってるんですけど。