GUST NOTCH? DIARY

手紙 / 東野圭吾 (ISBN:4167110113)

手紙 (文春文庫)
実家の父が持っていたので読了。映画を先に見ているわけですが、諦めた「夢」の部分が違っている。それに伴い、親友のポジションも変わっている。
映画と小説のどちらがよかったかというと、やっぱり小説の方に軍配があがります。でも、映画の方もポイントとなる直貴の周辺や彼の苦悩についてはうまく表現できていたと思いますので、映像化としては悪くなかったのではないかと。
映画の方のエンディングは希望のある終わり方でしたが、小説の方はそこまではっきりとした書き方はしてませんでしたね。
小説は「imagine」とその歌詞が重要なキーワードにもなっているのですが、それがなくなっているのは残念ですね。
文庫版の解説は井上夢人さんでした。