新しい仕事の面接に行く途中で、痴漢の嫌疑をかけられた。事情を話せばわかってもらえると思っていたのに、否認したらばあれよあれよと拘留されてしまった。警察官も検察官も自分がやったことにすることしか頭になく、ボクの言い分なんて聞いてもくれない。そのまま起訴されて裁判になってしまい、裁判官に最後の望みを托す。
周防監督11年ぶりの新作。川崎だとTOHOでしかやってないみたいなので、2日目ですが、時間があううちに行ってきました。
冤罪裁判もので2時間超ということだったので、長いんじゃないかなぁと思っていたのですが、まったく問題なし。重くなりすぎることもなくユーモアを交えて現在の裁判制度を描いてくれてます。エンタテイメントとしても裁判の進み方入門としても上出来。
奇しくも公開直前に富山での冤罪が発覚して、この内容が笑いごとではないことも裏付けられるという、ナイスタイミング。先日の「男おばさん」だったかな？主人公が実際にやったのかやってないのかは描かれていないとか深読みしてましたが、これはそこまで考えなくても、被告人は無実なんだという設定だと思いますよ。
監督は痴漢事件ということではなく日本の裁判制度を見せたいということでしたが、とりあえずわたしゃベッキーに見て欲しいですね。以前テレビで痴漢捕まえるのを自慢してましたから。
