旅行会社に勤める北原は舞坂町に住んでいる。ある日、広報誌を見ていると舞坂町はとなりの森見町と戦争をするという知らせが載っていた。なんだかよくわからないでいると、役場から特別偵察業務を任命される。
見ようと思っていた作品がことごとくほぼ満席だったので、すいていそうで気になっていたこの作品にしました。
これは予想以上に凄い作品だ。この原作を書いた人は凄いぞ。となり町同士というものすごく身近な場所で、戦争という、普通の日本人には超現実的な事が行われているという不条理。平和ボケした日本人や、信念に基づき行動する人々の行動を風刺しているようなところもあり。
脚本だけでなく、キャスティングも絶妙。原田知世がきれいだ。今、雰囲気だけなら小西真奈美でもよさそうなところだが、端正な演技は原田知世で正解だと思う。
今年見た作品の中で、一番没頭した作品。原作が気になる。文庫になってるみたいだし買ってみようかな。
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- 原作: となり町戦争 (集英社文庫)
- サントラ: となり町戦争 オリジナル・サウンドトラック