GUST NOTCH? DIARY

さくらん

吉原の玉菊屋に売られた少女は、桜の花が咲いたらここを出て行くと誓う。「きよ葉」という名前をつけられたその少女は、やがては伝説の花魁「日暮」となる。
監督が蜷川幸雄の長女で写真家の蜷川実花、原作が安野モヨコ音楽監督椎名林檎と話題は沢山。
色彩は綺麗だけど、土屋アンナの最近の顔は、正直なところ怖いだけなヤンキーメイクだと思っている。で、しゃべりもなんか雑さが目だってしまって、花魁の優雅さみたいなものが足りない。菅野美穂は良かった。
椎名林檎の楽曲も単体ではよいと思うんだけど、映画音楽としてはボーカルが多過ぎる。というか、スコアとしての音楽が少ないので、曲が目立ち過ぎるのである。
そんなわけで、評価としてはなんともいまひとつの域をでない微妙なところ。