昨日、何の映画を見ようかと調べていたら、チネチッタで「AKIRA([asin:B000OPP8IK])」の上映があることに気づいた。これだった。
「ドリパス」という映画専門クーポン共同購入サービスがあるらしい。
最近話題のグルーポンといい、要は昔からある「共同購入」なんだよね。昔は売り手がそれほど儲けようとは思っていなかったのだけど、最近はあからさまに儲けるための釣り価格を設定しているので詐欺まがいのことになってしまっているのだと思う。
さて、「ドリパス」ですが、fukkan.com みたいに、リクエストの多い映画作品の上映交渉を代行してくれるのかと思ったら、どうやらそうではないみたい。
あくまでも企画を行うのは劇場側。ドリパスは、どのような作品に需要があるかというのを集めるための場であり、決定した企画を掲載してあげてその参加者を募る場であり、またチケットの購入・発券を代行してくれる場であるということ。これらの場を映画館に対して提供している。「ドリパス」のお客さんは、サイトのユーザではなくて、映画館なわけです。
つまり、Twitter でつぶやかれたリクエストを映画館の人が見て、この作品ならイケる!と思った作品を企画として提示し、一定の人の参加数がクリアできれば企画成立、というわけなようです。結局は映画館の企画設定者のお眼鏡次第ってことですね。
これなら、大学の映画研究会とかが集まって組織的に映画館での上映を働きかけるとか、前金で必要金額を支払ったら任意の作品の上映をしてくれるとかいうサービスをしてくれた方が直接かつ確実でいいような気がしないでもない。もちろん、そういうサービスをやっていることは告知して宣伝するし、余っている席は一般の人にも販売する。
実際にそういうサービスをしている映画館もあったと思うけど。
まだ劇場で見たことのない作品で劇場で見たいのは「PROPAGANDA([asin:B00005LCLP])」かなあ。