GUST NOTCH? DIARY

サラの鍵 / Elle s'appelait Sarah

1942年7月、フランス警察はユダヤ人の一斉検挙を行った。警察がサラの家にやってきた時、サラはとっさに弟を納戸の中に隠して見つからないように鍵をかけた。サラと両親は自転車競技場へ連れていかれた。実は最終目的地はアウシュビッツの収容所。両親とも離れ離れになってしまったが、サラはなんとかして弟のいるパリへ向かおうとする。
うーん、不勉強でした。フランスでもこんなことがあったとは知りませんでした。フランスでも15年くらい前までは日本における南京虐殺みたいなタブー扱いだったんですね。作中での若手編集者の反応も、風化しかけていることを表しているのだろうし。
多分日本ではこの事件はあまり知られていないんでしょうね。検索してもこの作品と「黄色い星の子供たち」に関連したものしかヒットしないし、Wikipediaの日本語エントリもない。
題材だけでなく、ストーリーも良かったです。