- 1000 yen @ TOHOシネマズ川崎Premier, H-6, 20:20, ★★★(3/5), 2012-016
世界で初めての「サンプルリターン」のために、小惑星「イトカワ」を目指した探査機「はやぶさ」。困難を乗り越え「イトカワ」までたどり着いたが、そこから先にはさらなる困難が立ちはだかっていた。
「はやぶさ」関連映画の2本目です。
なるほど、いかにも「東映」らしい作品になっていました。「陽はまた昇る([asin:B00007DXFP])」の路線。技術者視点というか、技術者ドラマというか。簡単に言えば「プロジェクトX」のドラマ化です。
特に今回はNECでイオンエンジンの開発に関わっていた技術者(吉岡秀隆)にかなりスポットが当たっている。さらには技術を支える町工場のおっちゃんがいて、技術・技の孫への継承というストーリーも描いてあったりして、理系のおっさん的には共感できる部分が多いのではないでしょうか。
はやぶさの知識がまったくない人には前作「はやぶさ/HAYABUSA」がいいでしょう。エンタテイメント性もこちらの方が高いです。子供も含めて万人向けです。
はやぶさが何であるかを知っていて、それに関わった人々のドラマを見たいのであればこちらの「はやぶさ 遥かなる帰還」の方が上でしょう。前述のとおり「プロジェクトX」です。
オープニングが例のダイオードから始まるんですよ!
音楽が辻井伸行なんですが、オーケストレーションの山下康介の方がお手柄です。