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フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた) / 小林弘人解説,滑川海彦,高橋信夫 / デビッド・カークパトリック (asin:4822248372)

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
会社の本。
映画の原作になった「facebook([asin:4903853853])」の方は、共同起業者だったサヴェリンやウィンクルヴォス兄弟との確執をメインに急成長していく様を描いていて、原題の「The Accidental Billionaires」のとおり、お金に絡んだ話がメインだったような気がしますが、こちらはもっとソーシャルシステムとしての本質的な展開と戦略についての内容。
ザッカーバーグが意外とちゃんとしたポリシーを持っているのが分かる。好感が持てる。
この本が出た後、現在は株式も公開されて話題になったりしましたが、facebook の株で儲けようとする人は根本的にこの会社の思想と合っていないと思う。
とはいえ、会社としての収入は必要で、それは広告モデルであると言い切ってる。が、他との違いは行動(たとえば検索)に対して広告を出すのではなく、ソーシャルグラフを活用して購買行動を起こさせる広告を撃てるという点だと書いてあった。