GUST NOTCH? DIARY

ゴジラ

日本近海にて船舶が原因不明の失踪を遂げる事件が続いていた。生き残った漁船の船員の話からは謎の大型生物に襲われたという。その後、大戸島に姿をみせた生物は、伝説の怪獣「ゴジラ」と呼ばれるようになった。国は防衛軍による撃退を試みるが、水爆実験の影響で誕生したと思われるゴジラにはまったく歯がたたない。ゴジラは東京に上陸してきた。
記念すべきゴジラの第一作目。白黒スタンダードのやつです。スクリーンマスクが、予告の間はビスタだったのが、本編が始まったらなぜかシネスコサイズになって、そこにスタンダードで投影されてました。
今になって見ると、当時の世相も反映しつつの、「怪獣映画」というくくりでは失礼なくらいメッセージ性の高い作品ですね。
小さな子供をつれて見に来ていた親御さんがいましたが、平成のシリーズもののつもりで来たのでしょう。多分、子供には難しかったと思う。いろんな意味で。最近の若者は半鐘を鳴らす意味が分からないらしい。
戦後の東京の町並みが見れたのもよかった。銀座の和光は変わりがないけど、三越の屋上のネオンや、丸い日劇などがでてきてます。
そういえば、ゴジラの上陸ルートは東京大空襲のB29のルートなんだっけ?というのを思い出しながら見ていたのですが、それにしてはどうもおかしなルートであることが気になったので帰ってきて調べてみました。
多分、以前目にしたのは以下の記事。

「文藝別冊「円谷英二」(河出書房新社刊)」から引用しています。読んだことのない本の中身のことを語るのは、いささか忸怩たるものを感じるのでありますが、この記事の内容によると、円谷英二が移動ルートについて語っていたわけではないんですね。製作には関わっていない、最近の木原浩勝という評論家の方の論説のようです。
多分、以下の方が述べているように、当時のランドマークを壊して回っただけなのではないでしょうか?皇居は暗いし壊すものもないから行かなかっただけ。南から日比谷通りを北上してきたのに、わざわざ銀座を通って有楽町に、さらには東京駅には行かずに国会議事堂の方に進んでいる。

さて、今日の上映は多分フィルム上映だったと思うのですが、使用されたプリントはあまり状態のいいものではありませんでした。画面の汚れやノイズはそれほど気にならず、大きな傷は1ヶ所(数秒続く)だけなのですが、途中何度も音飛びを起こします。トラッキングに失敗しているのではなく、フィルムが飛んでいる(欠損している)ように思いました。特にシーンの切り替えの前後では台詞が尻切れトンボで終わって急に次のシーンに移るということなんかもあり、序盤では重要な台詞が消えてしまっていたのではないかと思った部分もありました。blu-ray などのソフトではどんな状態なのでしょうね?