GUST NOTCH? DIARY

冨田勲 追悼特別公演 冨田勲×初音ミク「ドクター・コッペリウス」

亡くなる前にチケットを取っていたのです。行ってきました。
チケットを発券して座席を確認したところ、8列目の真ん中ブロック。シンフォニックコンサートで8列目は前すぎるかなぁというのと、「イーハトーヴ交響曲」のステージを考えると結構見上げることになるかなぁ、と思っていたのですが……。
二部構成になっていて、

となっていました。
第一部、「イーハトーヴ交響曲」は初演の時以来。洗練されているというか、力強さが少し減ったというか。うーん、ミクさんの映像が正面からDILADスクリーンを透過しているのか、リアプロが反射しているのかわかりませんが背後に2つのゴーストが見えます。
エイドリアン・シャーウッドの 惑星 dub-mix は面白いとは思ったけど作品としてはイマイチな感じ。最初からホルストの「惑星」をディスコなりハウスなりにするならもっといい感じになると思うんだけど、TOMITA の Planet をリズムに乗せるのはノリきれない。開始前、機材がブースから落下するというハプニングが。
第二部、初音ミクと生身のダンサーとの共演となる「スペース・バレエ・シンフォニー」ということでミクさんのスクリーンが第一部より低くなる。ダンサーが高いところに行くのは危険なんだと思う。結果、ミクさんあまり見えない(; ;)。特に私の席からは指揮者の陰になって全然見えない(; ;)。せっかくS席で確保したのに……。
コッペリウスが「重力の柵」に捕らわれている以上に、ミクさんはスクリーンの中に捕らわれているので見えない人はずっと見えない。ダンサーも限られた部分(スクリーン前と舞台前方)でしか踊れないので、オーケストラはピットに入れて欲しかった。
楽曲の方はというと、ほとんど出来上がっていたのかと思っていたら第一・第二楽章がないとのこと。