米軍最新鋭のステルス戦闘機は人工知能つきの無人機だった。人間の会話やインターネットから情報を集めて自分で学習する。ある日の任務中、突然自分の意志で行動をはじめ、コントロールが効かなくなった。暴走したステルスは、仮想のはずの作戦を遂行するために敵国へと向かう。この暴走を止めることができるのか？
最初のうちは、「米軍は人道的な部分もあるんだよ」というプロパガンダなのかと思ったのですが、そういうわけではなかった。ハイテク具合が「エネミー・オブ・アメリカ(asin:B0009Q0JZ6)」なみにツッコミ満載なのですが、「2001年宇宙の旅(asin:B0007Z9YAK)」のHALを思わせるシーンがところどころに見られます。赤い光を放つカメラとか、カーテン越しの会話とか。
「最新鋭」という点でステルス戦闘機だったのだと思いますが、別にステルス機じゃなくて、さらに新型の戦闘機でも話には影響がないかも。
激しい爆撃シーンとか、空中バトルとかが好きな人はどうぞ。あまり深く考えずに。
