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陽気なギャングが地球を回す

陽気なギャングが地球を回す プレミアム・エディション [DVD]
嘘を見抜く能力がある成瀬、完璧な体内時計を持つ雪子、スリの天才久遠、そして演説好きでロマンを追い求める響野。4人はチームを組んで完全なる銀行強盗をやりとげる。しかし、その後の逃走中にぶつかってきた車の男たちに盗んだ4000万円を横取りされてしまった。
伊坂幸太郎の原作を映画化。珍しく先に原作を読んでいます。で、それを踏まえて見た感想になりますが、原作のいいとこどりをした結果、原作を知っている人なら判るけど・・・という感じがしなくもありません。初見の人には説明不足なんじゃないかと。で、さらに、原作とは違った展開を目指した結果、ラストもいまひとつな感じ。スピード感はあると思うんですけど。
途中ででてきた「象を冷蔵庫にいれる三つの条件」なんですが、これを最後まで引っ張るあたりが、作品のポイントをずらしているような気がします。このネタって小説にもありましたっけ?かなり有名なネタだと思うのですが「条件」という言い方がひっかかってしまって、脚本の人はいったい日本語が判っているのかと小一時間・・・。ふつうは「手順」って言いますよね?
クレジットを見ていたら象の名前が「Randy」。しかも協力には市原ぞうの国があったので、間違いなくあのランディですね。