GUST NOTCH? DIARY

春との旅

ある日、孫の春と二人ぐらしの忠男は、家を飛び出す。春がそれを追いかけてきて引き止めようとする。しかし忠男はそれを振り切る。春は忠男に付いていくことにする。
最初は、何で飛び出したのか、どこへ向かっているのか、とか背景も事情も分からない状態なんですね。それが見ているうちに次第に明らかになっていきます。なのであらすじはこんな感じにしときます。
忠男に春が付いていっているようにみせて、実は春の物語なんじゃないかな。
最初、春って16くらいなのかと思っていたら、働いているっていうし。後々19ということが明らかになります。今時の19歳から「時には母のない子のように」が出てくるってのも凄いな。いくら境遇がそうであるとはいえ。
仲代達矢の、弟が姉と話している時に、はにかんだ時の表情の演技がうまいですね。
一点だけ気になるのは、突然家を出たはずなのに、旅の準備が出来てるってところ。