GUST NOTCH? DIARY

地震5

5日目にして実家と連絡がとれた。家族も家も無事だった。
地震が発生した日、災害時に電話が輻輳するのはよくあること。ただの地震なら2日前にもあったが、今回は津波が発生していた。発表された津波の高さは、画面で見たものに比べて小さすぎると感じた。メートル級の津波は経験がないので、どこまで水が到達するのかがまったく予測できなかった。これがまず一つ不安の元。テレビでは近隣市町村の映像は流れるが、うちの実家の映像だけでてこない。不自然なくらいに。結局、テレビで流れたのは1局だけ。車がひっくり返って、瓦礫の山ができている映像だった。
2日目にかけて、とにかく情報を探した。テレビは繰り返し同じ映像を流すのでほとんど使えない。ネット様々。津波は実家の方までは到達してないっぽい。電話が繋がらないのは規制のせいではなく、通信路がダメージを受けているらしいことがわかってきた。内側からも発信できないのだと。NTTの衛星電話があるらしいことを知ったので、そのうちかけて来るだろう、とここで一旦は落ち着いた。テレビでも映像が流れ始めた。
3日目。Google地震後の衛星写真を公開。津波が届いていないことを確信。実家は雲に隠れて見えなかったが、手前の低い地域が大丈夫だった。電話は数時間待ちというのも分かってきた。相変わらず情報は少ない。みんなも同じらしく、安否確認を求めるつぶやきが目立つ。そんな中、ぐうぜん情報を求める同級生をみつけ、現地入りできる人に確認をお願いできるチャンスができた。
4日目。ここまでくると、逆に「何か連絡ができない事態になっているのではないか?」という不安がよぎる。ある携帯キャリアが局所的に使えるようになったらしいので、近所の親類に連絡がつかないかを検討。
そして今日。最寄のはずの避難所の避難者リストを目にする。名前はなく、近所の人もいない。多分、自宅にいるのだろうと予測をつける。が、そうすると、何故電話が来ないのかを考えて悶々とする。夜になってやっと電話がかかってきた。無事だというのを確認した後は、何を聞いたのか半分くらいしか覚えていない。結構いっぱいいっぱいな状態だったんだと思う。
しかし、まだ安否不明の親戚や同級生がいる。