GUST NOTCH? DIARY

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い / Extremely Loud & Incredibly Close

  • 1000 yen @ TOHOシネマズ川崎8, H-5, 17:55, ★★★★(4/5), 2012-017

2001年9月11日、オスカーはいつものように学校に行くが、「あの最悪の出来事」のせいで自宅に帰された。帰ると留守電に父親からのメッセージが入っていた。それは、父親がWTCにいたことを意味していた。一年後、父の持ち物から一本の鍵を見つける。この鍵で開くものを見つけ出せば、父からのメッセージがあるのではないかと考えたオスカーは、鍵の入っていた袋に描いてあった「ブラック」という名前の人に合い話を聞くために、ニューヨーク中のブラックさんを訪ね歩くことにした。
9.11は、ある意味きっかけに過ぎない。言い方は悪いかもしれないが、見ている人が共感できる出来事だから。オスカーの家族のように突然家族を失ってしまう人は他にもいる。
その上で、彼と彼の家族の物語として、いわゆる王道路線なのである。家族愛、オスカーの成長、訳アリの隣人、鍵の謎、と盛りだくさんなのだけど、押し付けがましくもなく、それらがいいバランスできれいにまとまっている。
まあ、最終的にはお母さんが出来すぎなんですけどね。
今年見た作品のナンバーワンに躍り出ました。
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い@ぴあ映画生活