象形文字入門 (講談社学術文庫) / 加藤一朗 (asin:4062921189)

「ヒエログリフ入門」だと思っていたら、ヒエログリフに限らず、いわゆる象形文字の歴史とヒエログリフの具体例を解説した「読み物」。リファレンスは最後に数ページあるだけ。
当時は逆に、文法書ではなくこういうのが斬新だったらしい。が、今となってはヒエログリフに関する本は他にもあるわけだし、ヒエログリフ解読の話ならシャンポリオンのことを書いた「ロゼッタストーン解読」の方が面白い。
今、適切なタイトルにするなら「象形文字の基礎知識-ヒエログリフとその歴史を中心に-」といったところか。