GUST NOTCH? DIARY

オートマタ / Automata

近未来、太陽風の影響で地球の砂漠化が進み通信システムが影響を受けるようになった。大気汚染も進み、酸性雨による機械への影響もあり、技術的に後退を強いられた。そんな中、砂漠化を防ぐための作業ロボットとしてミルグラム7000が開発投入される。「人間に危害を加えない」「ロボット同士の修理・改造は行わない」というプロトコルが仕組まれていたが、自己改造する固体が発見された。
昔は人工知能の知識獲得って人間の子どもと同じくらいのスピードでしか進まないんじゃないかと考えていたんだよね。処理と反復がいくら早くても新しい知識を得るためには人間が相手をする必要があるし、物理的移動手段もそんなに速くはできないだろうし。ところがインターネットの登場によってこの部分の自動処理が可能になってきた。もちろんメタデータを人間が与えないといけないけど、サンプルの数はそこそこあるし、推論も可能になってきている。でも、感情に関する部分だけは人間との交流が必要になるはずでこればかりは人間が相手してある必要があるんじゃないかと。それでも、世界中の人間を相手にできれば子どもなんかよりも早く成長するんだろうね。
機械が人間らしさを持ったときに、それを持ち続けるべきだという判断を行うかはわからないと思う。人間は持たないという選択肢がないけど、機械は抑制が可能だろうから。つまりそれは、人間を相手にするのは不合理的だという判断であるとも考えられるのだと思う。