1992年、湾岸戦争で負傷を負ったスタークスは記憶障害が残ってしまった。警官殺しの罪に問われるが、自分には記憶がない。精神病棟に入れられ、治療と称して拘束具(ジャケット)をつけられて死体安置所の引出しに閉じ込められる。その暗く閉じた空間の中で、気づくと彼は2007年の世界にタイムスリップしていた。
タイムトラベルものということで見に行ってきました。予告での情報しか仕入れていなかったので、主演が「戦場のピアニスト(asin:B0000896HN)」のエイリアン・ブロディだというのも知らないで見にいってました。キャストに関係なくストーリーの方に魅かれますけど。
どうして時間を超えてしまうのか、というあたりの説明はないので、そこはそういうものだと受け入れるしかありません。そうなると、後は未来を知ってしまった主人公がどういう行動にでるか、どういうラストを向かえるのか、がポイントになってきます。
途中で予想した結末とはちょっと違った方向にいってくれたので、私としては満足です。多分、予想どおりになっていたら、評価が低くなっていたと思うので。
なんとなくメッセージがあるような気がするんだけど、それをうまく伝え切れないつくりになってしまっているのが残念。もう少し判り易い設定にすればいいのだと思うのだけど、それではそれで伝えたいところから外れてしまうのかも。ということで、難しいところ。