着信アリFinal - GUST NOTCH? DIARY

修学旅行で韓国を訪れているエミリたち。旅を楽しんでいる一行だったが、学校から支給された携帯電話に死の予告電話がかかってきた。「転送すれば死なない」と書かれたメッセージの通り、次々と犠牲者が出て行く。みんなは、いじめを苦に自殺未遂をした明日香の呪いではないかと騒ぎはじめる。
映画も三作目。映画版は全部見てます。「死の予告電話」といいながら、電話じゃなくてメールだよなぁ、とか思いつつも、見ているうちにこれまでの設定を思い出してきました。一応、最初からつながってるのね。
堀北真希の無表情さが恐いです。
携帯電話を壊してもダメなことは判っているのに、そういう解決方法を試すのはどうかなぁ、という展開でした。話の展開としては、三作の中では一番ダメだったような気がします。これまではアドレス帳の中からランダムに選ばれて、逃れることのできない得体のしれない恐怖だったのに、今回は転送すれば(とりあえずは)逃れられるという、人間心理のエゴに起因するパニック映画になっちゃってます。それはそれで悪くはないし、イジメとかもってきてるところは最初からそういうことを狙っていたのだと思いますが。
携帯だから「着信アリ」に持ってきたと思いますが、「呪いのビデオ」ならぬ「呪いのメール」として別作品にした方が、シリーズのしがらみにとらわれずに面白い作りになったんじゃないのかなぁ、と思いました。