GUST NOTCH? DIARY

クィーン

1997年8月31日、ダイアナ元英皇太子妃がパリで交通事故死した。英国民のみならず世界中が悲しみに包まれる中、英王室は沈黙を貫いていた。皇太子の元妻であり、孫たちの母親ではあるが王室とは縁の切れている彼女について、歴史と伝統に則った威厳のある態度で対処する女王だったが、国民の声は彼女の予想してたものとは異なっていた。
アカデミー主演女優賞受賞作。いわゆる嫁と姑の関係にあるダイアナとの確執もあるのでしょうが、それ以上に英国女王としての誇りと威厳に満ちた存在なんですね。それが凄く伝わって来る、さすがの演技です。
日本の皇室と比べると、国民との距離が近いというか、明らかな違いを感じました。日本の場合、もっと雲の上というか遠い存在ですよね。「象徴」という存在なのが多分微妙なんでしょうが。
予想以上に引き込まれる素晴しい作品でした。