GUST NOTCH? DIARY

入場料が必要な書店

人気の記事に「書店は入場料を取って良い」というのがあったので読んでみた。

元記事の森氏は、「本の売上げ」ということで、出版業界全体のことを言ってるような気がする。一方、本記事の人は「書店」の話をしている。
で、提案されてるシステムについての感想。
客の視点でみた場合、いつも行く本屋であれば、買わない時はポイントを預ける形になっていて、買えばキャンセルされるから損はしない。なので、いつも本を買う人だったら何の抵抗もないだろうが、たまにしか買わない(買えない)人には敷居が高くなるような気がする。さらに、たまにしか行かない(行けない)場所の本屋には、入らなくなるような気がする。
店の側からみた場合、入場料の課金は本を買われるとキャンセルされるので、この分は利益にはつながらない。立ち読みだけに来る人は減るだろうが、元々買わない人がこなくなるだけ。買いに来る客は固定客で、元々買う気のある人ということになる。逆に一見さんのお客が減る可能性が高い。
ちなみに、書店員さんの意見はこちら。

書店からみた場合、設備投資はかかるは、流動的な客は逃すはで、ほとんどメリットがないような気がするのです。
ちなみに、私は、ジュンク堂などがやってるような、書店内で買う前の本をゆっくり読める、というシステムには否定的な考えを持ってます。中身が見れないのは困るけど、椅子を用意する必要はあるのか?
結論としては、個人的には入場料を取られても問題ないけど、行く本屋は限定されそう。自分が本屋だったら、そんなことよりも万引き対策をする。