昨日買った文庫につけてもらったカバーの隅に「実用新案登録第3054544号」とあった。有隣堂で文庫を買うことはほとんどなかったのだけど、昨日は選べるカラーの中からつけてもらったのである。で、なんで文庫カバーごときが実用新案?と思ってググッてみた。そしたら、同じように思ったらしい人がいた。
有隣堂のページによると、1977年からカラーバリエーションを増やして、1998年に実用新案登録したものらしい。
さて、申請内容によると、
従来のように、柔らかい包装用紙を用いて本を被い、表紙を包むように折り曲げるといった、あたかも折り紙細工のように熟練しなければ出来ない作業を省略することが出来た。
という部分がある。リンク先の画像を見てもらえば分かるが、有隣堂のカバーは、上下の折り返しのない、元々の文庫のカバーと同じ形状をしている。
個人的には、この形状は嫌いだ。理由は、本を押えるポケットとなる部分がないので、カバーから本体が上下にずれるから。本を包むことに意義を感じているので、私にとっては改悪である。カバーをつけてもらうのは文庫だけなんだけど、多分、今後は有隣堂では文庫買わない。
ついでに、もう一つ気になるのは、最近高さが変わったハヤカワ文庫の場合はどうしてるんだろう?ということだったりする。
ひとつだけフォローしておくと、印刷された色じゃなく、紙自体が色つきなので、色落ちや色移りが少なそう。最近の広告タイアップカバーなんかは色落ちが激しいので、その点は良い。