GUST NOTCH? DIARY

パーマネント野ばら

  • 1000 yen @ 109シネマズ川崎2, H-11, 19:30, ★★★(3/5), 2010-063

離婚して、娘をつれて実家のパーマ屋に戻って手伝いをしているなおこ。田舎で、たまに幼馴染と会ったりして日常が過ぎていく。実は、高校の教師をしている鹿島と付き合っているが、誰にも話していない。そんな恋を密かに楽しんでいたのだったが……。
西原理恵子原作なので、コメディ路線を予想していたんですね、たとえるならば「下妻物語」的なものを。そしたらコメディはコメディなんですが、ドタバタはしていなくて、どちらかというと静かな中にうまく差し込んでくる感じ。
なので、前半はそれぞれのキャラが立ちすぎていて、全体としては今ひとつな感じで盛り上がるところもなく、主人公の切ない恋物語としておわっちゃうのかなぁ、と思っていたのですが……。
終盤になって、大きな展開を見せました。いやー、これはもうミステリといってもいいんじゃないかと。実際、どっかにこんな感じのミステリがあったような気がしないでもない。
で、あまりにもサイバラっぽくないので原作をちょっと立ち読みしてきました。原作はやっぱりサイバラワールドでした。しかし、全体を流れる主人公の心象の部分を抜き出してきて、そっちをメインに持ってきたことで、一筋通った作品として成功しているように思います。
見終わった後は、意外と良い評価です。