タイムトラベルの方法について(も簡単な概念は書いてありますが)を説明する本ではなく、ジョン・タイターのようにタイムトラベルをした人の話でもなく、タイムトラベルの可能性を発見した人の、いわゆる伝記的内容。
映画化されるらしいです。それも納得のドラマティックな人生。黒人物理学者ということもその一因にはあるのでしょう。後からみると、彼の経歴は、この理論を見つけるためにうまい具合に歩んできたように見えます。
さて、彼の理論によると、このタイムマシンは過去にしか行けません。しかも、タイムマシンのスイッチが入った時点までしかさかのぼることが出来ません。彼がこの理論を発表したのが2003年。映画「プライマー([asin:B000EBDFNY])」のタイムマシンもスイッチが入った時点までしか戻れませんでした。映画の方は2004年の公開なので、この理論をベースにしたのかも知れません。
一気に読んでしまいそうなところを少しずつ読みました。面白かったです。