GUST NOTCH? DIARY

ゲルマニウムの夜

朧は殺人を犯し、幼いころに育った救護院に逃げてきていた。院長の性欲処理のために手淫をさせられ、同じ職場の仲間に暴力を加え、修道女を犯し、神父と神の赦しについて論じる。矛盾だらけの世の中について、彼は、ゲルマニウムラジオに神の声を求める。
原作は花村萬月芥川賞受賞作。未読でした。こんな話だったのか。
映画では性的な部分が強調されているけれども、多分この話の本質は別のところにある。宗教、倫理、社会の矛盾。おそらく、原作では背景も含めてもっと深く書かれているんだと思う。ちょっと気になる。
ところで、一角座は思ったよりもまともな映画館でした。そこいらのシネコンよりもスクリーン大きいし。