GUST NOTCH? DIARY

恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜

幼馴染の瑠璃からの留守電を聞いたシェフの武。彼女に伝えたいことがあり、急いで瑠璃の元へと向かう。しかし、その時ビルの上から男が落ちてきた。彼女を庇った武は、その男、佑樹の直撃を受け、命を失ってしまう。目を覚ました佑樹の中には武の意識が存在していた。そのことを彼女に伝えようとするが、佑樹の姿をしているために拒絶されてしまう。
前売りが50円で売ってるなんて、どんだけ駄作なんだ?という興味で見てきました。その結果……、思いの他楽しめてしまいました。時計とかまったく気にならないんだもん。
確かに設定や展開にはツッコミどころ満載でしたが、私の中では許容範囲。ファンタジーなんだから。
MAKIDAIの演技がそんなに酷いのかと思っていたのですが、まあ、こんなもんじゃないですか?たぶんきっと、意識が入り込んでいる設定の塚本高史の喋り方を意識してこんな風になっているんだよ、と良い方向に解釈してあげる。この作品の中での一番の大根は、間違いなく茂木健一郎です。
まあ、何も前情報なして見てたら、違う感想かも知れません。私と同じ列に座っていたご夫婦は途中で退席されましたから。しかし、その一方で、グスグス泣いておられる女性の方もいたりしまして。
客層はさまざまでした。渋谷では一日一回この時間のみの上映なので、それなりにお客さんも入ってましたし。180席ある劇場ですが、4割ほどは埋まっていたんではないでしょうか。
というわけで、50円にしては十分に元がとれた作品でした。
ちなみに、こちらで「ドイツの某傑作映画と全く同じラストシーン」と言ってるのは、おそらく、日本でリメイクもされた作品のことですね。