GUST NOTCH? DIARY

シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語 / Cirque du Soleil: Worlds Away

サーカスを見にきた一人の女性。テントを作る作業をしていた男性と目があった。彼は空中ブランコの演者だった。演技中に彼も彼女に気がついたが、そのためにタイミングが狂って落下。地面に叩きつけられたかと思ったら、蟻地獄のように吸い込まれてしまった。彼女は彼を助けようとするが、二人とも飲み込まれてしまう。気がつくと不思議な世界に迷い込んでいた。彼女は彼を探し始める。
えーと、多分そういう話の始まり方だったんだと思います。
不思議な世界に迷い込んだ、というのはいいのですが、彼女が彼を探しているということ以外は、脈絡もなく場面が転換して、それが何を表現しようとしているのかがさっぱり分からなかったのです。そう思いながらみていたら、最後はキャストのカーテンコールが始まってしまい、さらに???エンドロールを見て、「KA」とか「O」とか「LOVE」とかのクレジットがあるのを見てやっと理解しました。ああ、ストーリーはなかったんだ、今やってる演目の良いとこ取りのダイジェストなんだ、と。そりゃ、世界観につながりがあるわけがない。
それならそれでストーリーみたいなフリはつけずに、ストレートに「映画版」として演目を並べてくれればいいのに。
前にIMAXで見た「ジャーニー・オブ・マン」の方が、スケールこそ今ほど大きくないにせよ良い作品だったと思います。