- ペゾスを多角評価し、アマゾンの動きを細かくフォローしている人でさえ、彼の姓をどう発音するのかよくわかっていなかったりする。「ビーゾス」と読む人がいるが、正しくは「ベイゾス」なのだ
- アマゾンの文化は独特だ。会議で、パワーポイントやスライドによるプレゼンテーションは行われない。そのかわり、6ページの意見書で要点を説明する。
- ペゾスは必ずアマゾン・ドット・コムと言い、アマゾンと省略するこはない。
- 株主宛のこのレターは、アマゾン社内で聖書に等しい扱いを受ける。
- 我々は自分を書店だと考えていませんし、ミュージックストアだとも考えていません。人々が買いたいと思うモノがすべてみつけられる場所になりたいと考えているのです。
- 小売店は2種類に分けることができます。どうしたら値段を多角できるのかを考えるお店と、どうしたら値段を下げられるのかと考えるお店です。我々が目指すのは後者です。
- モンテッソーリ式の幼稚園では、何かを始めると夢中になってしまうので、次の課題に移すには椅子ごと別のテーブルに連れて行かなければならないと教師に言われた。
- 地元企業がメインフレームコンピューターの遊休時間を学校に提供してくれたときには、友だちと一緒に、学校の廊下に置かれたテレタイプ端末からメインフレームにアクセス。プログラミングを自習したり、簡単なスタートレック・ゲームをみつけて何時間も遊んだりした。
- アポロ11号の月着陸を古い白黒テレビで見た5歳のときからペゾスは宇宙に興味を持つようになったが、その興味を一段と高めたのはスタートレックだろう。
- 「宇宙、それは最後のフロンティア」というスタートレックの有名なオープニングがあって、周回軌道上に移住用コロニーを作り、地球は全体を自然公園とすることで人類を救う夢が語られていた。
- 言いたいことはわかるが、それは大まちがいだ。コミュニケーションは機能不全の印なんだ。緊密で有機的につながる仕事ができていないから、関係者のコミュニケーションが必要になる。部署間のコミュニケーションを増やす方法ではなく、減らす方法を探すべきだ。
- 最終結果によっては厳しい評価を受けるかもしれないとき、自分で自分の評価基準を定めるのは無理があるのだ。
- 一対一で部下と面談すると、問題解決やブレーンストーミングにならず、どうでもいいような報告と社内政治の雑音を聞かされることが多いからだ。
- まず意見書が配られ、15分間、皆黙ってそれを読む。
- イノベーションのジレンマを解消して成功する企業は「破壊的技術を中心に独立の新事業を立ち上げる自律的組織を設置した」ところだという。
- 販売力を示すのは簡単だった。推奨アルゴリズムから外した出版社は、売り上げが40%も落ちるのが普通だったからだ。
- この本の著者のジム・コリンズは、良循環をきちんと確立してからでなければ他社を買収するべきではない、買収は「弾み車の勢いを増すためのものであって、弾み車を回しはじめるためのものではない」とアドバイスしている。