- 1000 yen @ TOHOシネマズ川崎3, K-9, 11:40, ★★★(3/5), 2010-061
イラク戦争の開戦後、ミラーの部隊はバグダッドで大量破壊兵器を探すための任務を負っていた。しかし、3度の指令がことごとく空振りに終わり、情報の信憑性に疑いを抱きはじめていた。再度出動した先で、一人のイラク人から、近くで大物が秘密の会合を行っているという情報を得る。その情報の方が兵器にたどり着く近道だと考えたミラーは、その会合が行われている屋敷へと向かう。
結局存在しなかった、イラクの大量破壊兵器探索活動の裏側を暴くような内容。一応フィクションのようですが、国家批判とも受け取られかねない作りです。しかし、さすがは自由の国アメリカですね。メジャーな俳優を使ってハリウッドが製作するんですから。日本だったら、多分公開に圧力かかりますよ、「靖国」みたいに。
というわけで、戦争ものアクション仕立てなんだけど、実は国家の陰謀を暴いちゃうぞ系で、さらに問題提起みたいな。
マット・デイモンなので、特に後半は「ボーン・アイデンティティー」な感じです。
イラク戦争の背景は知ってるものとして、エンタテイメントとして楽しんでいいんじゃないでしょうか。
