嫌われ松子の一生

音楽で成功することを目指して上京した笙だったが、バンド活動もやめて彼女ともグダグダ。そんなある日、突然父親が訪れて、ある人の家の掃除をするように頼みにくる。その人は父親の姉で、笙のおばにあたる松子という人だった。一度も会ったことのない人だったが、松子おばさんの部屋を掃除しているうちに、彼女の生涯のことが段々と判って来た。
原作は未読で原作者のこともあまり知らないのですが、タイトルが心を引きつけますよね。そんなわけで見てみました。聴こえてきたのは監督が中谷美紀を罵倒したとか、和解したとかそういうのばっかりでしたが、作品の中身については良いも悪いもわからなかったので、まあ、白紙の状態で見ることができました。
「下妻物語」の監督さんということでしたが、確かに前作からの作風というものが感じられます。こういうカットが好きなんだなぁ、とか、こういう色合いがすきなんだなぁ、という。おそらく、今後も画で判る監督だと思いました。
作品の方は、これは原作の時点で勝利ですね。(おそらく)その雰囲気を損なわずに映像化してあると思います。単純に葉茶目茶なのではなく、きちんと根底に通るものがある。
最後はウルルときてしまいました。

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• 20060604 - 嫌われ松子の一生