会社の本。2001年の本。
ビル・ジョイの伝記的なものを期待して読んだのだけど、全然違った。Java の話。特に Jini の話。風呂敷広げすぎで、そんなところまで求めていないことまで書いてある。
Sun あるいは Java に関するタイトルにすればよかったのに。あるいは巻末にあるように、「Jの書」とかにして、副題をつけてもよかった。
「X ウインドウズ」とか「Objectivity-C」とか、固有名詞の間違いがいくつかある。テクノロジーライターを名乗っているらしいが大丈夫なのか?
5年後に「Javaの10年」という、この本の内容のエッセンスを取り出したような本も出しているみたいなんだけど、そこでもまだ「Objectivity-C」とか書いてあった。
終盤、TRONの話が出てきたけど、今の組み込みOSのシェアってどのくらいになってるんだろう?ついでに、「超漢字」ってその後どうなったんだろう?と思ったら今も販売されてた。