GUST NOTCH? DIARY

つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語

松生の妻である艶が昏睡状態に陥り、そろそろ危ないと言われていた。松生は艶とかかわりのあった男に連絡を試みる。艶と関係した男の妻や恋人、家族は艶という女の存在を知ることとなる。
見る前は「通夜の夜」だと思ってたんですよね。人が亡くなりそうな話ということだったので。
艶と関係のあった男たちの話ではなく、男たちの今の女の話。
結婚した妻の不貞を知りつつも、別れることなく尽くしてきた男。その妻が病気に伏しても献身的に世話をする。さらには、昔の男に妻が死に掛けていることを知らせようと尽力する。なぜここまでするのか?
答えは最後に明らかになる。彼はあることを確認したかったのだ。気持ちはわからないでもないが、ちょっと切ない。もしかしたら、前の家族を捨ててまで艶と一緒になった自分に、自信が持てていなかったのかもしれない。