先日触れたやつを使ってきてみました。
富士フイルムの「SmaFace」というものになります。2017年の3月くらいからあるようです。
2年前に撮影したDNPの「Ki-Re-i with スマホ」もプリントせずにデータが取得できるやつでしたが、今回のとの大きな違いはデータの保存場所です。「Ki-re-i with スマホ」では、データはスマートフォンの中に保存されますが、「SmaFace」では、データはサーバにアップロードされて必要な時にダウンロードします。また「Ki-re-i」で使えた画像のサイズはXGA(1024x768)でしたが「SmaFace」は最大1500x1500です。データとしてもらえるのはこの解像度なのですが、どちらもプリント用のデータは別にあるらしいので、プリント用にはそちらが使われるのではないかと思われます。
今回もプリントする必要はなかったのでデータだけの撮影をしてきました。
- ボックスに入ると画面にメニューが出ています。「プリントを受け取る」「マイナンバーを申請する(個人番号カード交付申請)」「データを受け取る」「データとプリントを受け取る」というのがあります。今回は「データを受け取る」です。今回使ったところでは「データとプリントを受け取る」が1200円〜で、他は800円〜でした。8か国語に対応している模様です。
- 次の画面ではデータを受け取る手順についての説明があります。画像の解像度などについても表示されました。
- その次は利用規約への同意です。5画面にわたる利用規約を読んで「同意する」を押します。
- 「PREMIUM仕上り」か「PREMIUM美肌仕上り」を選びます。後者は200円高くなります。
- 背景の色を選択します。8種類から選べます。
- ここまでの選択内容の確認がでます。「撮影に進む」を押します。
- ここで料金の投入です。今回は800円でしたので、1000円札を入れ、お釣りの200円を受け取りました。
- 撮影時の姿勢についての注意がでます。正面のハーフミラー的なところの中央に縦の線がありますので、これに合わせて「撮影」を押します。押すと3秒後に撮影されます。
- 撮影結果が表示され、1分ちょっとのカウントダウンが始まります。時間内であれば何度でも取り直せます。ただし、最終的に選べるのは直近の4枚の中からです。1枚を選んで「この写真にする」を選択すると確定となります。
- 位置合わせです。「左右の中心」「頭の上」「あごの下」を指定するのですが、最初に表示された段階でほぼ正確に表示されていました。「OK」を押すと次に進みます。
- 仕上がりイメージの確認です。汎用サイズで切り出された画像が表示されます。ここからまだ「背景色の変更」「顔の位置の変更」ができます。問題なければ「OK」で次へ。
- 「撮影データをアップロード中です」の画面になります。画面には「受付証」のサンプルと説明が出ています。
- アップロードが終わると最後の画面です。「受付証」は外の取り出し口から出ます。
「受付証」にはダウンロードサイトのURL、そのQRコード、撮影データのサムネイル、受付番号とパスワードが印刷されています。サイトにアクセスして受付番号とパスワードを入力することでデータをダウンロードできます。
「SmaFace」ではダウンロードの際に任意のサイズ(1500x1500まで)を含む既定の用途別のサイズが選択できます。またこの時には再度位置の調整が可能です。とりあえず、普通の証明写真サイズと最大サイズをダウンロードしておきました。私はPCからダウンロードしましたが、スマホやタブレットでも簡単に設定できるインターフェースになってると思います。
ただし、ダウンロードできるのは撮影から半年間です。期限は「受付証」にも記載されています。おそらく「Ki-re-i」の場合は期限なく再プリントできるのではないかと思いますが、証明写真の用途としては3ヶ月とか6ヶ月以内に撮影したものというのが一般的だと思うので問題はないです。逆に、サーバにアップされているデータを自分で削除することはできません。
「Ki-re-i」の時はアプリをインストールしてWi-Fiで接続して……という手間がありましたが、「SmaFace」はブラウザがあればどの端末からでもダウンロードできます。
私の使い方としては「SmaFace」の方が合ってます。
ボックスの背景が緑色だったのでクロマキーで抜いているのだと思うのですが、顔の位置や輪郭がかなり正確に抜けているので、もしかしたら3D的に把握する機能がついているのかもしれません。背景と同じ色の服を着て行ったらどうなるかしら?