フライトプラン

ベルリンで飛行機の設計技士をしていたカイル。夫が事故死したのをきっかけに娘のジュリアとニューヨークに帰ることにした。夫の亡骸を乗せた棺とともに、機上の人となった。一眠りして目を覚ますと、ジュリアがいない。乗務員に聞いても誰も見ていないという。そして、信じられないことに、ジュリアは記録上は既に亡くなっているという。娘と一緒に飛行機に乗ったのは妄想だったのだろうか？
前作「パニック・ルーム(asin:B000ALVY6I)」と同様、娘と密室。ジョディ・フォスターは作品を選んでますね。最初にこの話の粗筋を聞いた時に思い出したのが、パリ万博に来た母と娘が、母をホテルに残して出かけて帰って来たら、母はいなくてチェックインした部屋もまったく別の部屋になっていた、という話。あれみたいな結末になるのかなぁ、と思ったんですが、さすがに400人を超える乗客全員がグルというのはありえない。
作品の方は、もしかして娘がいたのは妄想なのか？と思わせかねない巧みな作り。話の展開も目を離させず、後半からは新たな展開になりさらにスリリング。1時間38分という長さも無駄無くあっというまです。
でも、なぜ彼女が狙われたのかがイマイチ弱いなぁ。こういう展開になるとは限らないと思うんだけどなぁ。

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• 20060204 - フライトプラン