GUST NOTCH? DIARY

日本の自転車泥棒

元競輪選手の鉄男は、製鐵所に勤めていた。ある日、彼の頭の中でラスト一周をつげる鐘の音が鳴り響く。不本意な形で引退した、競輪選手としての何かに火がつき、道端にある自転車を盗み、走りはじめていた。
というように解釈したのですが、いいのかな?特に説明もないままに走り出してしまい、中盤以降に彼の背景が明らかになってくるのですが、実はいまだに人物関係で不明な部分が一点。
途中、ファンタジー路線の話なのかな?と思いきや、そうでは無い感じ。でも、ラストはまたそんな感じになってしまい???どっち?
主役の杉本哲太のセリフが数えるくらいしかなく、ほとんど自分で漕いでいるらしいので、役者だなあと思うのですが、話の方はよくわからない。結局彼の中の葛藤はそれで解決したのか?というところが疑問。他の役の位置づけもよくわからないところが多い。
作品としての評価はイマイチ。