GUST NOTCH? DIARY

ゲームにおける「面」の語源

「「面」っていう言葉の初出って何?」という記事を見つけた。2chにスレがあるらしい。

まあ、素直に考えれば、「ブロックくずし」かな。スレの中でも誰か言ってたけど。
明らかなのはスクロールタイプのゲームが現れる以前、一画面中でゲームが完結していた時代のはず。
「アーケードTVゲームリスト([asin:4990251210])」と「それは「ポン」から始まった-アーケードTVゲームの成り立ち([asin:4990251202])」によると、日本におけるビデオゲームの普及は、いわゆる「ブロックくずし」こと「ブレイクアウト」が76年。「インベーダー」は78年にブームがある。それ以前はいわゆる「ポン」や「テニス」タイプのゲームで、明らかな目的があったわけではなかった。
一画面固定で、目的あるいは区切りがあり、それを達成することで最初の状態に戻る、というもので最初に日本で浸透したのが「ブロックくずし」。で、画面も「面」だし、ブロックによる壁も「面」。これが有力じゃないのかな。
ちなみに、「それは「ポン」から始まった」によると、最初にいわゆる「面」の概念を明示したのは「ギャラクシアン」だそうだ。p.185での記述に

一面ごとにクリアした数が旗で示されるというのもこれが初めてである。

というのがある。このことは、あくまでもこれ以前に「面」という概念が既に存在していたということを示しているだけなんですけどね。