GUST NOTCH? DIARY

所沢航空発祥記念館で IMAX を見てきた

今、国内で DIGITAL ではない、フィルムでの IMAX 上映が可能な数少ない設備のひとつである、所沢航空発祥記念館に行ってきました。

ちょうど、「ゴールデンウィーク大型映像フェスティバル」の期間で、IMAX コンテンツの上映をやっているというのを見つけたので、久しぶりに大画面を体験したくて。IMAX シアターではあるのですが、実は Blu-ray コンテンツを上映している場合もあるのです。今の時期(4月〜6月)は「フローズン・プラネット」を上映しているのですが、こちらは Blu-ray 上映なのです。
さて、こちらが「所沢航空発祥記念館」。屋根の出っ張ってるところが入口です。その左側のガラスのところはレストラン。奥の半円状のドームが展示館。左側の後のドームが大型映像館です。

入ってすぐのところにある、館内案内図にもちゃんと「IMAX」の文字があります。

実はその手前、エントランスホールの横の壁に、目立たないというか、色あせてしまっていますが、IMAXについての説明と見取り図などがあったりします。

こちらが、大型映像館のエントランス。開場は10分前です。チケットはメインエントランスを入って右の展示館側入口のカウンターで購入しておいてください。個人の場合、大型映像館のみの場合620円です。なお、展示館のみの場合は510円、どちらも見る場合は820円になります。その場合はおそらく、鑑賞回を指定されることになると思います。

中に入ると、IMAXシアターではお決まりだと思いますが、シアター前方のスクリーンのすぐ手前のところからの入場となり、大きなスクリーンが最初に目に入ります。

縦15m、横20m、200席とのことです。座席はスタジアム形式で7列しかありません。最後列で鑑賞しましたが、スクリーン中央より少し低い位置でした。
サラウンドスピーカとリアスピーカはこんな感じでした。

飲食禁止なので、シートにはカップホルダなどはありません。

映写室の窓は結構大きくガラス張りです。

スクリーンを右側後方の隅から撮影したのがこちら。人の大きさと比較してみてください。スクリーンの下部は、最前列の床より下の部分まであります。

ここのスクリーンが15mだとすると、成田のスクリーンが14mというのはやはり違うと思いますね。スクリーン下に立った時の体感では、ここと1mしか違わないとは思えません。以前行ったときの印象のとおり、成田のスクリーン高さは10m〜12mというのが妥当だと思います。2009年時点の情報でも、「IMAX DIGITAL の縦方向は12.5mまで可能」ということだったし。
IMAX シアターってのは、やはりちゃんと「大画面をみせつける」というコンセプトに基づいて造られていると思います。入口がスクリーン直下にあるのも然り、スクリーンに対しての座席数とその配置も然り。シアターに入ったときに、まず「デカイ」と思わせる。そして、どこに座っても視界いっぱいにスクリーンが広がる。
通常スクリーンを後から IMAX DIGITAL にしたところや、TCX などは、このあたりの演出ができていません。せっかく大きなスクリーンを設置するならそれを印象づけることができなければ、「ただの大きめのスクリーン」です。実際、川崎や南町田の IMAX DIGITAL や、TCX はそんな印象です。

さて、今回は IMAX を見るのが目的だったので、展示館は見てこなかったのと、Blu-ray 上映のときはどのくらいの大きさで投影されているのかというのが気になるので、そのうちまた改めて行ってきたいと思います。本日は「The Magic of Flight(1996)」でした。ここは3Dには対応できないのと、フィルム版の新作はもう作られない可能性があるので、どういうラインナップがいつまで見られるかは分かりません。

ちなみに、次にここでの IMAX フィルム上映は、12月の「Yellow Stone(1994)」かな?