GUST NOTCH? DIARY

さいたま市宇宙劇場で OMNIMAX (IMAX DOME)を見てきた

去年は所沢に70mmフィルムIMAXを見に行ったので、今年も他の70mmフィルム上映を見ておこうということで、「さいたま市宇宙劇場」に行ってきました。

大宮駅前になります。西口に出れば建物が見えるかと思っていたのですが、どこだか分からず、駅前の案内板を見て移動しました。が、出たところからは直接たどりつけるルートがなく、一旦「DOM」という商業施設の中を通り北に出ました。鉄道博物館に行くつもりで、できるだけ北側を目指してから出ればよかったようです。

ともかく、「JACK大宮」という建物の3階に行きますと、「宇宙劇場ホール」という入口があります。ちょっとした展示もありますが、基本的には映像上映がメインのようですね。

エントランスの奥側にはKAGAYA氏によるイラストが描かれています。

劇場ではプラネタリウム番組と大型映画が上映できます。一般のプラネタリウムと違って天頂が斜め前にある感じで、どちらかというとOMNIMAXの投影に合わせた環境になっています。座席もリクライニングするわけでもなく、もともと仰向けになるわけでもなく、正面を向いた椅子です。座席内中央にプラネタリウムの装置とOMNIMAX投影窓、補助投影用のプロジェクタがあります。この他に、前方および周囲にスピーカーが配置されているのと、後方にはプラネタリウム説明員用のブースがあります。
プラネタリウム装置は、投影時には上にせり出してきます。
また、OMNIMAXの投影窓も、投影しないときは閉じているようです。

3階にOMNIMAXの映写室があり、ここが展示などと同じフロアになります。
横置きのフィルムリールがあり、そこから投影機にフィルムが伸びていました。他にも操作卓などの機材があります。

ドーム直径は23mとなっています。今日見たのは元々一般用の映画をDMRでアップコンバートして70mmフィルムにしたものなので、大体ビスタ比率の映像です。横はほぼ180度近くまで投影されていましたので20m強、見た目の映像高さは14m弱といったところでしょうか。
以前 Tech Museum の Dome Theater で見たときは、もっと大きく、コンテンツもドーム全体に投影されるものでした。それと比べると上から後ろにかけての映像がないのがさびしい。
商業フィルム作品も上映してくれるとうれしいんですが、おそらく、ネックとなるのはこのリールのサイズですかね。40分程度の作品でちょうどひと巻き分くらいなので、2時間分のフィルムをストックできないのではないでしょうか?残念。
(2015-05-06追記)
調べたら、OMNIMAX は IMAX のフィルムをそのまま使えるわけではなさそう。物理的に掛けることはできるみたいだけど、そのままでは映像が歪むと思われる。海外のドームシアターでは、平面スクリーン用作品を上映できるようになっているところもあるらしい。そういうところではドーム全体が上下してスクリーンとの距離を確保できるようになっているもよう。
さらに、既存作品の大型映像化に常にDMR技術が使われるわけでもなさそう。DMRのクレジットも出てなかったし、ただのアップコンバートかも。