GUST NOTCH? DIARY

やっぱりスクリーンカーテンはあった方が良い

最近のシネコンでは、スクリーンのカーテンが全開になっていて、投影サイズにかかわらずそのまま、というところが増えてきています。どういうことかというのはこちらなどを参考にしてください。

なんでこうなったのかというのはこちらあたりを。

こうなっていることには気づいていましたが、上映中のことについてはあまり気にしていませんでした。そもそも最近はシネスコサイズのものが多いので余白ができないというのと、ビスタの場合でもそんなに気にならなかったからです。
しかし、先日見た「復活 尾崎豊 YOKOHAMA ARENA 1991.5.20」を見て、考えが変わりました。やっぱりないと駄目です。
この作品はスタンダードサイズでの上映でした。91年のテレビ・ビデオ向けの素材ですのでしょうがありません。しかし、プロジェクタの投影サイズにはスタンダードというのがないのか、地デジで昔の番組を放送する時のように左右に黒帯がついた状態でした。上映中にその「帯」が分かるのです。
なので、最初は4:3だけど途中からフィルム素材でも出てきてビスタになるのかな?という妙な期待をしてしまいました。途中からサイズが変わることは珍しいことではないので。しかし、結局、本編はずっと4:3のままでした。
もしかしたら、フォーマットとしてはビスタだったのかもしれません。というのは、エンドロールの時の文字の幅がスタンダードのサイズを越えているのではないかという微妙なところで、判断ができなかったのです。
さらに、スタンダードとビスタの間の「帯」が見えるということは、その外のスクリーンも見えているということになります。今回の作品はコンサート映像だったので、周囲が黒い場合が多かったのと、プロジェクタが帯の黒をきちんと出せていないこと、スタンダードの枠がスクリーンの真ん中1/3程度しかないことなどの要因で、帯の外もよく見えていました。
最初からスタンダードサイズにしておいてくれれば妙な期待は抱かなかったのと、結局この映画の投影サイズは何だったのかが分からないというのが微妙に悶々としたのでした。