GUST NOTCH? DIARY

プレミアム10 松本人志の人間論

今週は松本人志だったのですが、インタビュアーが「大日本人([asin:B000OPVT7O])」と同じ人。これは狙ってますよ。
特にコアなファンではないので、テレビでの活動くらいしか知らなかったわけですが、既にテレビの限界は感じていて、ビデオなんかも作ってたんですね。今回の映画製作はその延長とみると納得が行きます。私は、「ガキの使い」も最近は見てないし、「ごっつ」もたまにしか見てなかった人なので。
で、これを見て先日の映画の内容を考え直してみると、単純な娯楽作品として対峙した方が良い、ということでしょうか。少なくともなんらかのメッセージを拾うような見方は間違っている、と。
おそらく本人の中ではいままでのコントなどと変わらない視点で「ヒーローもの」を題材にツッコミをいれたのだと思いますが、いつものテレビでは誰かが分かり易くさらにツッこんでくれるところを、全て観客に委ねているがために万人には受けていないということなんだと思います。(ツッコミにツッコミというのもアレですが)。
結局、前半を真面目に作り過ぎた。本人の言葉を借りれば「リアリティ」を求め過ぎたために、笑いよりも何か伝えたいことがあるのではないか?というスタンスになってしまって、実はお笑いなんだよ〜というのが明確に示された時には、その変化についていけない状態になっていた、という感じでしょうか。
少なくとも私はそうでした。
「一部の人に理解してもらえればいい、とは思っていない」ということだったので、そういう点では「すべった」のだと思います。これを踏まえての次作に期待、というところでしょをうか。