GUST NOTCH? DIARY

アバター / Avatar

  • 2200 yen @ 109シネマズ川崎7(IMAX DIGITAL), R-17, 21:00, ★★★★(4/5), 2010-015

惑星パンドラにある貴重な鉱物を採掘するため、人間は原住民のナビィとの接触を試みていた。人間が生活できない環境であるパンドラで活動するために、ナビィの外見を持つアバターと呼ばれる肉体を、精神的なリンクにより遠隔操作する方法が取られている。元海兵隊員のジェイクは、元々このプロジェクトに関わっていた兄の代わりに参加することになった。このプロジェクトを成功させれば、事故で失った脚をもらう約束だった。スパイとしてナビィに入り込んだジェイクだったが、次第にアバターとしてのナビィの世界にはまり込んでいく。
いつの間にやら興行収入が歴代トップになっていました。IMAX DIGITALで見ようと思っていたので、当初の混雑が引いてから……と思っていたのですが、ますます混雑度がアップしていて、このまま4月まで続くんじゃないかと思われてきたので、休みの前の平日夜を狙って見ることにしました。3日前に劇場でチケットを取ったのですが、その時点で既に良い席は埋まっていました。恐るべし。
さて、作品の方ですが、さすがにここまで話題作となると、評判がちらほらと耳に入ってしまいます。なんかストーリーは退屈だとか、「もののけ姫」に似ているだとか。なので、結局は3Dの物珍しさで人気なのかなぁ?と思っていたのですが、そこは良い方向に期待を裏切ってくれました。テーマとしては、先住民対侵略者という、これまでにもあったものだと思うのですが、これをスケールアップして新たなSF要素を加えた、という感じです。3時間弱、引き込まれるように見れました。
ただ、素直な感想としては、「タイタニック」の時ほどの感動や衝撃は無かった、というところです。
ちなみに、今回私がIMAX DIGITALにこだわったのは、キャメロンがIMAXを意識して撮影したらしいから、という話を聞いたからです。結局はDMR作品なので、どこまで本当かは分かりませんが、アスペクト比に関してはこだわりがあったようです。

IMAX DIGITALの場合、左右に帯が残っていました。真性IMAXでも、画面いっぱいにはなっていないという記事をどこかで読みました。
今回、この作品に関しては特に、IMAX DIGITAL で見るといいという評判が高くなっていたと思います。他のフォーマットで見比べたわけではないので想像にしか過ぎませんが、「クリスマスキャロル」などではあまり騒がれなかったということも考慮すると、「アバター」は青系の色使いが多かったので、さすがに XpanD だと画面が暗いと思うこともあるかなぁ、と思いました。個人的には「Alice in Wonderland」は XpanD で見るつもりで、あまり問題は感じていません。
前述のように、興行収入を塗り替えたということもありますが、3D作品におけるキラーコンテンツとしても、確実に歴史に刻まれる作品にはなったと思います。あらゆる意味で劇場で見ておいたほうがいい作品ではあると思いますが、個人的には星は4つどまりです。