GUST NOTCH? DIARY

ガッチャマン

  • 1000 yen @ TOHOシネマズ川崎Premier, H-5, 18:20, ★★★(3/5), 2013-097

近未来、悪の組織ギャラクターは、わずか17日で地球の半分を占領した。人類は「石」の力を利用できる「適合者」を集め、訓練を行ってきた。そして、選ばれた5人が「ガッチャマン」としてギャラクターに立ち向かうのだった。
アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の実写映画化なのですが、公開前から酷評されており、「デビルマン」の再来かとまで言われていましたが……実際に見てみると普通の出来でした。
ガッチャマン」であることを期待していると、コレジャナイ感が大きくなってしまうと思いますが、新しい戦隊ヒーローものの映画版だと思えば普通の出来です。
ここまで酷評されている原因は、

  • アニメのガッチャマンの世界観がほとんどない
  • 一部キャストに対する不満
  • 脚本と設定の甘さ
  • やりたいこともターゲットも不明

ということだと思います。結局のところは、「やりたいこともターゲットも不明」というところに尽きるでしょう。過去のアニメのファンを取り込むには改変しすぎていますし、戦隊ヒーローものとしては単発としては世界観を伝え切れてない。大人からは期待はずれ、子供には難しい、ギャグ路線ともシリアス路線ともラブコメ路線とも割り切れていない。
それでも、ストーリーが破綻するところまで行っていませんし、役者はそれなりに映画やドラマに出てきている人たちですので、「デビルマン」と比べるほど酷くはありません。
で、不満のある人がネガティブな意見をネットに書いた影響からか、見てない人までが「ダメダメらしい」という先入観を植え付けられているというところでしょうか。
過去の「ガッチャマン」にとらわれなければ、普通に見れると思います。海外からも買い付けがあるようですし。

でも、ここまで違うんだったら、取ってつけたように「科学忍法」とかいうセリフは入れてほしくなかったな。全然科学じゃなかったし。
「おはよう忍者隊ガッチャマン」なんてやってたんだ。
続編も作るつもりみたいね。