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インテルの製品開発を支えるSFプロトタイピング (プロフェッショナル&イノベーション) / 細谷功,島本範之 / ブライアン・デイビッド・ジョンソン (asin:4750513091)

インテルの製品開発を支えるSFプロトタイピング (プロフェッショナル&イノベーション)
会社の本。
書店でビジネス書のあたりに並んでいたと思うんだけど、チラッと中身を見たら普通にSFについての本みたいなので、一応チェックしといたら会社の図書室に入った。
えーと、これ、翻訳のタイトルでいろいろ損してると思うな。インテルに勤めてる人が書いてるというだけで、「製品開発を支え」ている話ではない。普通にSF論、SF小説作法だと思う。
そんなわけで、文芸のSFコーナーか、映画・サブカルなコーナーに置いた方が適切な読み手に届くと思う。「売れる」という点では今の方がビジネス書と間違えて買っていく人が多いかもしれない。

  • フューチャリスト(未来研究者)として、「未来を見たいのなら、日本に行くといい」と語ることも多い。
  • ウォー・ゲーム」を観る前からギークではあったが、あの映画でコンピュータの魅力を教えられた。
  • SFプロトタイプとは何だろうか?簡単に説明すると、科学またはテクノロジーによる含意や効果、影響の探求を目的とした、現実の科学にのみもとづく短編小説、映画、あるいはコミックである。
  • 2011年の時点で2020年以降のコンピュータやガジェットの現実的な姿を考えることが、わたしの仕事なのだ。
  • 今のところ、インテルにおけるSFプロトタイプ作りの活用例としてもっとも一般的なものが「The Tomorrow Project」だろう。
  • Intel Labs - Computer Science Research and Collaboration
  • SFプロトタイプを作ろうとすると、まずは物語のアイデアの部分を考えることになる。つまり、論文や実験から得た、科学的な論点である。一方、物語のプロットとは、自分が作成したアウトラインから引き出したものである。
  • レイ・カーツワイル - Wikipedia
  • ホーキングの著書や思想が興味深いのは、彼が単に統合理論を求めているだけではなく、科学者でなくとも、誰にでも理解できる理論を探しているからなのだ。
  • SFプロトタイプの目標は、科学と未来の可能性との間における対話である。