GUST NOTCH? DIARY

ゲーム Super 27 years Life (星海社文庫 イ 2-1) / 飯野賢治 (asin:4061389645)

昨年亡くなった飯野賢治が1997年に出した成り上がり自伝。当時27歳。最初のコンテストの時以外は基本的にプランナと営業なんだな。ゲームデザイナーではあるんだけれど、もっとコードもバリバリ書くという印象を持っていたのだが、なんでだろ?
池袋にあった教材を売る訪問販売の会社、って、こないだ読んだ「努力しないで作家になる方法」の主人公が勤めていた会社と同じなんじゃないのか?
太田克史が担当編集だったのか。

  • いまだって任天堂の宮本さんが偉大すぎるから「ああいうゲームがいいんだ」ってみんなが思っちゃうんだよな。別にあれが唯一の正解ってわけじゃないのに。なぜかみんな任天堂系になっちゃう。俺はゲームデザイナーの系譜的にはやっぱりパソコン・アーケードゲーム系だから、ワン・アイデアの大事さみたいなところにはものすごくこだわる。「新しいところがないと売れない」という想いが強くあると思うな。それはあの時代にパソコンで育った人たち全員が持っている文化。だからチュンソフト中村光一さんが毎回毎回いろいろ新しい挑戦をしてくるのはすごくわかる。「ゼビウス」の遠藤雅伸さんも完全にそっち系。ゲーム業界、これからは「アクアノートの休日」「太陽のしっぽ」の飯田和敏みたいな変わったのがもっと入ってきたほうが絶対にいいんだよ。
  • だから、将来もそういうメディアに関係する仕事をやっているであろうことは間違いない。うん、伝える仕事。メディア仕事。媒体仕事。