GUST NOTCH? DIARY

ALWAYS 三丁目の夕日

昭和33年。東京タワーの建設が始まった年。町なかを路面電車が走り、集団就職の一行が上野駅に降り立つ。高度経済成長の最中、まだ下町の風情が残る東京で、毎日を一所懸命に生きてきた人々の様々な人間糢様。
マンガの連載が30年だそうです。15年くらい前にアニメ化されてますが、それは欠かさず見てました。本編だけでなく、エンディングの「What a Wonderful World」がまた良かった。
見に行く前から、各方面から聞こえてくる前評判がものすごく良くて、少しばかり期待していったのですが、うん、期待を裏切らない出来です。先日見た「大停電の夜に」以上のほのぼの感に浸らせてくれました。お薦めです。特に年齢が上に行くほど。さらに、若い人にも。
これは、ノスタルジィに浸るための映画です。その時代に生きていなくても、そういう時代があったのだ、そういう時代なんだ、と。今ほど裕福ではないが、幸せに溢れていた時代を、自分も一緒に体感して下さい。
監督はCGがお得意の山崎貴。見事に昭和の街並みを再現してくれました。しかし、CGを多様しているこの作品の中で、実写にこだわった部分があるそうです。それが、ラストの夕日。偶然、深夜にやっていたメイキングを見たのですが、なんか、監督の思い入れみたいなものを感じましたね。